【書評】「転職の思考法」は、最高のキャリアの相談者(北野唯我さん著)【感想】
こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。
就活生の方、第二新卒の方、キャリアチェンジを考えている中堅の方、キャリア選びに不安を持っていたり、現状に不満があったり、就職や転職に際して、迷いがある方におすすめの転職の本があります。
それが「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法(北野唯我さん著)」です。
今回は、この「転職の思考法」の書評・感想を書いていきながら、皆さんに転職という選択肢を持つことの素晴らしさを伝えたいと思います。
特に、社会人1年目であったり、第二新卒で転職のおすすめの本を探している場合は、入門書に最適です。
内容紹介
発売たった2ヵ月で10万部突破のベストセラー! ! 「転職する前に読みたかった」「大切な人に推薦したい」など反響の声、続々! 一生食えて、心から納得のいく仕事が見つかる、転職論の決定版。あらゆる不安やモヤモヤが、ストーリー形式で一挙に解決!
◆本書で解決する「悩み」→会社を辞めるべきタイミングがわからない/「年収は下がるけど、魅力的な会社」への転職はあり?/自分の市場価値をどう測るか、そしてどう高めるか/「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」をどう見極めるか?/「本当にやりたいこと」がいつまでたっても見つからないがどうすればいいのか……etc
読書・書評やビジネス書が好きな人におすすめな「flier」というサービスがあります。
1,500冊以上の書籍が10分程度で、非常にわかりやすくまとまっており、日々の勉強に最高のサービスです。
下記のリンクからflierのレビューをしていますので、ぜひ利用してみて下さい。
ベンチャー・スタートアップ領域への転職が未経験な方向けに、転職の成功ステップのロードマップを公開しました。
当記事では、注目の集まってきているベンチャー・スタートアップへの転職ついて、目的の設定から最終的な会社の決め方までまとめました。
- 基礎編:ベンチャー・スタートアップへの転職の思考法、注意点を学ぶ。
- 選び方編:転職の目的を設定し、目的に合致するベンチャー・スタートアップを探す。
- 面接編:転職したいベンチャー・スタートアップに自分の魅力を伝え、マッチングする技術を学ぶ。
- 決め方編:ベンチャー・スタートアップ転職を決めきるための、不安や目的の再確認を行い、決断を下す。
私が外資系の大企業からベンチャーに転職した際に悩んだことをベースに転職の流れに沿って記事をラインナップしていますので、転職に興味がある方はぜひ御覧ください。
1年目・第二新卒が検討すべき「転職の思考法」とは
さて、突然ですが、職業選びにおいてあなたが重要にしている事は何でしょうか。
これ具体的に、シンプルに答えられますか。
答えられないのであれば結構危うい転職になる可能性が高い、もしくはその場しのぎの就職になる可能性が高いです。
まさに、そんな危うい状態を解決してくれるのが、転職の思考法です。
結論から言うと、転職の思考法は、職業選びにおける、自分の人生を豊かにするための「軸」の設定です。
また、その「軸」による職業の選択肢を持つ、思考法なのです。
転職の本は色々ありますが、転職の思考法は、「そもそも、転職は何故するのか」、「転職を意識することで何が出来るようになるのか」、という「根本的な課題」に向き合う本です。
また、自己啓発論だけではなく「転職で自己成長をしやすい環境とは」という、おすすめの産業の分析方法も教えてくれます。
そんな思考法を授けてくれるという意味で、転職の思考法は類を見ないおすすめ本です。
「転職の思考法」が教える「正しい仕事」
転職の思考法が教えてくれるのは、戦略的な軸の設定だけではありません。
貴方が「時間=人生を使うべき正しい仕事」にも気づかせてくれます。
皆さん、就職活動をするときに、嫌というほど、君は何がしたい?と言われたと思います。
それに対して、自己分析をして、自分の得意なことや性格を洗い出し、自分が活躍できそうな会社を選んだはずです。
他方で、就職してみると、時代遅れな商慣行をしていたり、上司や会社の利益しか見ていない営業をしたり、「価値があるのか?」と思う労働も多かったと思います。
そんな経験も勉強になる他方で、「もっと自分の人生を価値あることに使いたい」と思ったときにこそ、転職という選択肢を持ってほしいと、著者の北野唯我さんは伝えます。
つまり、「今の仕事以外にも、貴方を求める産業や仕事ってたくさんあるよ」と、「転職を考えること」が選択肢をもたせてくれるのです。
多くの人は、転職に対してこのような前向きな考え方を持ちにくいのです。
◆転職に必要なのは、情報ではなく思考法である
もはや終身雇用が完全に崩壊した日本。しかし、「転職」がタブー視される風潮の中で、誰にもノウハウを聞けずにさまよう「転職難民」が今、たくさん生まれています。多くの人が「とりあえず」と転職エージェントに登録し、次から次へと企業を紹介され、情報の海におぼれてしまう例が跡を絶ちません。いま本当に必要なのは、情報ではなくその情報を判断するための「思考の軸」なのだ、というのが本書のコンセプトです。
◆転職できなきゃ、自由になれない
仕事でダメな上司に付き合わないといけない、価値のない商品を嫌々営業しないといけない、予期せぬ異動や転勤に振り回される……仕事の悩みのほとんどは、「転職する確信がない」ことから生まれます。本書は、「一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法」を伝授することで、すべての読者が「本当の意味で自由に働ける状態」をつくり出すための一冊です。
正しい仕事の条件は、嘘をつかないこと。
私の例で言えば、「価値の低減したサービスを無理やり営業しないといけない」ということによる「モチベーションの低さ、顧客価値の低さ、成長の見込めなさ」から、転職を考え始めました。
大企業での働く実感については、こちらの記事をご参考ください。
「選択肢がないと、人は小さな嘘をつく」、という言葉が本書に出てきます。
転職という選択肢がないと、人間は今の会社でなんとかしがみつこうと、そのために嘘を付き始めるのです。
つまり、今の会社以外の選択肢を持つことで、上司に従順にならず、お客様に正直な仕事が出来る、ということです。
私自身、この「転職の思考法」を読んでから会社に媚びない働き方が出来ており、会社を見て仕事をしなくなりました。
これは、自分の中で、自分の「軸」が「将来的に希少な人材になるために成長・経験が見込める産業・会社」を選ぶということが理解でき、転職の選択肢を得ることで、会社に縛られなくなったからです。
「転職の思考法」では、この軸を選ぶための判断情報をくれます。
◆「人生を左右するほど大切だけど、誰にも聞けないこと」、教えます
【中途で入社する際の3つの「落とし穴」】・役員が新卒社員出身で占められている
→そもそも中途が活躍できる文化がない・自分の職種が会社の強みと一致していない
→会社の「強み」となる部署以外で入社しても裁量権を得にくい・人材に依存せずに回るビジネスモデルである
→転職しても自身の市場価値は高まらないケースが多い【転職エージェントの使い方】
・面接後どこがよかったかだけではなく「よくなかったところ」も聞け
→本当に優れたエージェントならフィードバックをくれる・エージェントが強く薦める会社には気をつけろ
→単に「採用基準の低い会社」にすぎない可能性がある・転職エージェントからの案件だけで転職を決めてはいけない
→エージェント経由の求人は全体のごく一部にすぎない……etc
「転職の思考法」で、仕事にもっと向き合おう。
具体的な方法論も載っていまして、今後成長する産業の特徴だとか、年齢ごとのキャリアの選び方などです。
成長する産業はノウハウが溜まっていないので、AIに代替されにくかったり、20代30代40代で求められるスキルセットが違うことをご存知でしょうか?
しかも、成長産業には伸びている分、優秀な人手は必要ですし、戦略的なキャリアプランを組んでいる人も少ないので、希少人材になるポジショニングのヒントも貰えます。
自分が思っていた以上、世の中には面白い会社やあなたを求める会社はあるはずで、今の会社にしがみつこうとすればするほど、自由に働けなくなってしまうのです。
これは、「お金」でも良いと思うのですが、仕事で何を得たいのか明確にすると良いです。
明確にした後に、このままずっと、今の会社にいてもいいのか?を、胸に手を当てて考えてみてください。
さぁ、あなたの軸は何でしょうか、自由に働くために棚卸しをしましょう。
会社と対等に働く、それが「転職の思考法」
転職を考える際に、目の前の仕事から逃げるための転職は辞めにしましょう。
もちろん、石の上にも三年だとか、今の会社で頑張れなんてことを言うつもりはありません。
しかし、その場しのぎ的な転職には、なんの価値も生まないのです。
また次の会社でも、小さな嘘をつく可能性が残ってしまう。
あなたの将来を、あなたのキャリアを、あなたの人生を意識した転職の思考法を身につけてみませんか?
◆読者の声
・「もし可能ならば『キャリアがスタートするタイミング』において全ての人にこの本を手に取ってほしい。この本で説明されている内容を理解しているか否かで人生が180度変わる事だってあり得ると思うから」(20代男性・学生)
・「企業という組織の体勢、出世構造、マーケットバリューのつくりかた。1つ1つが構造化されて、文系脳でも手に取るように分かりやすく説明されています。転職した人も、これから社会に出る若者にも読んでほしい」(20代女性・メーカー)
・「小説形式だからとても読みやすかったです!
『上司ではなくマーケットを見て働く』という部分、まさに! と思いました」(30代女性・3児の母として専業主婦→HRベンチャー)※発売前モニター調査より
キャリアの作り方・選び方に参考になるビジネス書をお探しの場合は、下記の記事を参考にしてください。
ベンチャー・スタートアップ領域への転職が未経験な方向けに、転職の成功ステップのロードマップを公開しました。
当記事では、注目の集まってきているベンチャー・スタートアップへの転職ついて、目的の設定から最終的な会社の決め方までまとめました。
- 基礎編:ベンチャー・スタートアップへの転職の思考法、注意点を学ぶ。
- 選び方編:転職の目的を設定し、目的に合致するベンチャー・スタートアップを探す。
- 面接編:転職したいベンチャー・スタートアップに自分の魅力を伝え、マッチングする技術を学ぶ。
- 決め方編:ベンチャー・スタートアップ転職を決めきるための、不安や目的の再確認を行い、決断を下す。
私が外資系の大企業からベンチャーに転職した際に悩んだことをベースに転職の流れに沿って記事をラインナップしていますので、転職に興味がある方はぜひ御覧ください。
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