こんにちは、スタートアップのBizDevなどを経て、独学でReact.js・Typescript・Ruby on Railsを用いて、サービスを開発をしているItaruTomita9779です。
この度、マーケティングや、起業、デザインやエンジニアリングなど、ビジネスのスキルアップを目的にした独学サービスのβ版をローンチ(以下、Dacty:ダクティー)します。
今回は、集客目的というよりかは、プレスリリースっぽい形で、その背景やサービスの特徴を簡単に説明させていただきます。

開発の背景
今回、β版として提供するDactyは、下記の特徴をもっています。
- SEOに特化のような抽象的なコンテンツではなく、SNSやクリエイターの具体的なコンテンツに特化してキュレーションし分類
- 学びたいビジネススキルに特化して、学ぶべきコンテンツを学ぶべきステップでロードマッピングでインプットできる。
- 学んだ結果を定量化、学んだ成果をアウトプットすることで理解度やモチベーションをあげる。

これらの特徴は、①OJTへの依存、②Googleのアルゴリズムの限界、④クリエイターエコノミーの爆発、に対する情報収集の課題感から生み出されました。
OJTに頼りすぎ、ビジネススキルの学習が体系的にまとまってない
自分は1社目が外資系企業のメーカーでしたが、セールスに関する研修は基本的に飛び込み営業、アライアンス・パートナーとの営業、OJT、ロープレ、座学といったものが中心でした。
特に、1年目の際には、飛び込み4割、アライアンス・パートナーとの営業3割、OJT2割、ロープレ・座学が1割という感じで、現場で覚えろというスタイルでした。


これの何が良くないのかというと、OJTはテキストで起こすなどではなく、見て覚える、言われて覚えるという非言語的なコミュニケーションです(もちろん良いところもあります。)。
つまり、非言語なので、セールスにとって、どんなスキルが重要なのか、ということをあまり言語されてない、また体系化できていません。
それゆえ、個々人の成長のために必要なスキルの自己認知や上司からの指導がしづらいのではないかと思います。

特に、トップを目指すような、顧客に対してハイパフォーマンスで貢献したいような、ビジネスパーソンにとっては、成長速度に関わるので、良くないと思っています。
自分においても、営業というと、相手の意見を聞く、ヒアリングのスキルが重要に思っていましたが、意外にもいわゆる「寝技」であったり、きれいにいうとラポール形成の力が自分に足りていなかったことがあり、成果を出すのが遅れたことがあります。
また、コロナによるリモートワークの影響で、OJT、Off-JT、どちらの機会も減っているというデータもあり、ますます、独学するビジネスパーソンとそうでない人との差が開くように思えます。




この記事でも、個人として、どういった学びが必要なのか、それを知ることの重要性が指摘されています。
「個人としては、自分がどういった学びが必要なのか、そのためにどういったツールや方法があるのかをまず知ることが重要だ。それを個人が見つけられる環境を作るために政府も取り組んでおり、民間とも円滑に連携していく必要があると考えている」
Googleの検索結果がSEOで抽象的、あまりにも参考にならない
また、業務上でわからないこと、できないことを改善するために、学習しようとするときに、当然ながら、情報収集を行います。
例えば、Googleで「営業 学び方」であったり、「営業 ヒアリング コツ」などで検索してみると、広告記事、SEO対策をしたオウンドメディアが中心的に現れます。


これらの記事は表面的なことをまずは知るには、必ずしも悪いとは思いません。
反対に、非常に抽象的で表面的な、過去のまとめ記事が多く、あまり参考にならないことが多くなっているように思えます。
Z世代を中心に、SNS経由での検索が増えているのにも、最新の情報を得たいから、実際の声がみたい、SEO対策への懸念の声などが上がっています。


また、Google検索では、自分が知らないことは当然ながら、検索できません。検索結果に反映できないため、自分が身につけるべきスキルは自分がしる範囲からしか得ることができず、学習の妨げになると考えています。

参考になるクリエイターや専門家が多すぎて、情報収集に時間がかかる
Googleではなく、SNS経由で情報を収集しようと思ったときに、クリエイター、インフルエンサー、専門家によって発信される有益な情報が氾濫してしまっています。
背景としては、SNSによる集客やマネタイズが可能になり、クリエイターエコノミーというコンテンツを生み出すクリエイターを中心とした経済圏が生み出されたことがこれを加速していると思われます。


クリエイターはYoutubeや、Instagram、Twitterなどで集客を行い、Podcastやリンクツールでエンゲージメントを深め、メルマガのsubstackや日本ではnoteもそうですが、マネタイズを行うチャネルを持っている構造になっています。




良いことではありますが、これらが爆発的に増えており、どのクリエイターから、どの情報を、いつどのタイミングで、取得し、反芻し、アウトプットするのか、ということに時間がかかるようになっていると感じます。
社会や企業からも”リスキリング”に高いニーズが存在するも、時間・お金・学ぶべきものがわからない
また、いわゆるリスキリングが必要な日本人はIBMによると、488万人いるとされており、主にはデジタルビジネスへの適応の文脈ではありますが、社会からの人材への要請も強いと言えるでしょう。

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf


しかし、学習したい人や、社会や企業の高いニーズがありながらも、自己実現のために、学習を計画する人は多くいるが、時間・お金・情報・モチベーション不足によって、取り組みが断念されているというデータもあります。




Dactyが解決する課題と、想定ユーザー
ビジネススキルアップをロードマップで独学できるDactyは、①情報収集に時間がかかる、②抽象的で理解が進まない、③学ぶべきものがわからない、といった情報爆発時代に最適な学びの機会を提供できます。
使ってもらえると価値貢献できそうな人たちは下記を想定しており、当てはまる方も、そうではなく興味持っていただいた方も、ぜひご登録ください。
外資系やスタートアップなどの厳しい環境でトップを目指す新卒や未経験転職の方
起業や新規事業、副業など、越境的で非連続なスキルを求められる方
新人教育などを担当しているけど何を学んでもらえばいいかわからない方
まだβ版としての提供になるので、職種は絞られていますが、営業、マーケティング、カスタマーサクセス、起業、プロダクトマネージャー、デザイナーなどの領域で独学をサポートします。

また、職種に加えて、トレンドも学ぶこともでき、例えば、SaaSやWeb3などのコンテンツを意識的に加えています。

そして、選択した職種のスキルをマッピングしているため、学びたいものはもちろん、学ぶべきスキルも意識することができるようになっています。

登録した職種やスキル、トピックに応じてコンテンツを自動でロードマップのような形で提供していきますので、学ぶべきスキルの種類やステップも体系的に可視化することができます。

コンテンツはnote、Youtube、Podcast、厳選されたBlog、Medium、Udemyなどのコース、Amazonのビジネス書など、Googleでは意識しないと見つけられないものを中心としています。

直近はコンテンツの閲覧性の改善がメインにはなりそうですが、将来的にニーズがあれば、ユーザーによるコンテンツのキュレーションや、それに伴うトークンエコノミーの実装も検討しており、今回のβ版でいろいろなご意見を伺えればと思っています。


Dactyへのアクセスについて
最後に、Dactyの無料登録URL、アナウンス用のTwitter、フィードバック用のDiscordの情報を記載します。
Twitter:https://twitter.com/dacty_learning
Discord:https://discord.com/invite/nKyWCtbp
現在、エンジニアの方2名に手伝っていただき、私もReact.js・Typescript・Ruby on Railsで手を動かして開発をしており、もしサービスについての話や立ち上げにご興味いただける方は私のTwitterにお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
Dactyは独学でスキルアップをするすべての人を応援する、開拓され続ける教科書であり、ノートであり、知識の交流の場であることをビジョンとして、開発をしております。
*Dactyという名前は、独学を意味するauto-didacticから取っています。

コメント