無料で未経験のビジネススキルを専門家のコンテンツから学べるサービスを7月28日から提供します。

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 こんにちは、スタートアップのBizDevなどを経て、独学でReact.js・Typescript・Ruby on Railsを用いて、サービスを開発をしているItaruTomita9779です。

 この度、マーケティングや、起業、デザインやエンジニアリングなど、ビジネスのスキルアップを目的にした独学サービスのβ版をローンチ(以下、Dacty:ダクティー)します。

 今回は、集客目的というよりかは、プレスリリースっぽい形で、その背景やサービスの特徴を簡単に説明させていただきます。

サービスのトップ

開発の背景

 今回、β版として提供するDactyは、下記の特徴をもっています。

  • SEOに特化のような抽象的なコンテンツではなく、SNSやクリエイターの具体的なコンテンツに特化してキュレーションし分類
  • 学びたいビジネススキルに特化して、学ぶべきコンテンツを学ぶべきステップでロードマッピングでインプットできる。
  • 学んだ結果を定量化、学んだ成果をアウトプットすることで理解度やモチベーションをあげる。
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著作権に配慮したデモ用の画面

 これらの特徴は、①OJTへの依存、②Googleのアルゴリズムの限界、④クリエイターエコノミーの爆発、に対する情報収集の課題感から生み出されました。

OJTに頼りすぎ、ビジネススキルの学習が体系的にまとまってない

 自分は1社目が外資系企業のメーカーでしたが、セールスに関する研修は基本的に飛び込み営業、アライアンス・パートナーとの営業、OJT、ロープレ、座学といったものが中心でした。
特に、1年目の際には、飛び込み4割、アライアンス・パートナーとの営業3割、OJT2割、ロープレ・座学が1割という感じで、現場で覚えろというスタイルでした。

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OJTを重視する日本企業
OJTとは?【簡単にわかりやすく】教育、研修、向いてない人
OJTとは、実務を通してマンツーマン指導により知識・スキルを身につける育成手法です。実務を通した研修となるためスキル・知識の定着化が早く、新人や未経験者の早期戦力化に期待できます。 OJTとは何かをふまえながら、OJTを ...

 これの何が良くないのかというと、OJTはテキストで起こすなどではなく、見て覚える、言われて覚えるという非言語的なコミュニケーションです(もちろん良いところもあります。)。

つまり、非言語なので、セールスにとって、どんなスキルが重要なのか、ということをあまり言語されてない、また体系化できていません。
それゆえ、個々人の成長のために必要なスキルの自己認知や上司からの指導がしづらいのではないかと思います。

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筆者作即席イメージ

 特に、トップを目指すような、顧客に対してハイパフォーマンスで貢献したいような、ビジネスパーソンにとっては、成長速度に関わるので、良くないと思っています。

自分においても、営業というと、相手の意見を聞く、ヒアリングのスキルが重要に思っていましたが、意外にもいわゆる「寝技」であったり、きれいにいうとラポール形成の力が自分に足りていなかったことがあり、成果を出すのが遅れたことがあります。

 また、コロナによるリモートワークの影響で、OJT、Off-JT、どちらの機会も減っているというデータもあり、ますます、独学するビジネスパーソンとそうでない人との差が開くように思えます。

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OJT、Off-JTの機会の減少
やっぱり“勉強しない日本人”。「自ら学ぶ」は2年連続減少【5万人調査】
改めて「勉強しない日本人」が浮き彫りになるデータが発表されました。リスキリングや学び直しが注目され、国や大企業は学びの支援に本腰を入れてていますが、学びの理想と現実にはまだ差がありそうです。
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OJTの機会の減少
【コロナ禍で失われたOJT】営業管理職の81.4%が「コロナ禍で部下指導が難しくなった」と回答
株式会社プレゼンスのプレスリリース(2022年4月27日 11時00分)【コロナ禍で失われたOJT】営業管理職の81.4%が「コロナ禍で部下指導が難しくなった」と回答

 この記事でも、個人として、どういった学びが必要なのか、それを知ることの重要性が指摘されています。

個人としては、自分がどういった学びが必要なのか、そのためにどういったツールや方法があるのかをまず知ることが重要だ。それを個人が見つけられる環境を作るために政府も取り組んでおり、民間とも円滑に連携していく必要があると考えている」

Googleの検索結果がSEOで抽象的、あまりにも参考にならない

 また、業務上でわからないこと、できないことを改善するために、学習しようとするときに、当然ながら、情報収集を行います。

 例えば、Googleで「営業 学び方」であったり、「営業 ヒアリング コツ」などで検索してみると、広告記事、SEO対策をしたオウンドメディアが中心的に現れます。

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「営業 学び方」でGoogle検索
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「営業 ヒアリング コツ」でGoogle検索

 これらの記事は表面的なことをまずは知るには、必ずしも悪いとは思いません。
反対に、非常に抽象的で表面的な、過去のまとめ記事が多く、あまり参考にならないことが多くなっているように思えます。

 Z世代を中心に、SNS経由での検索が増えているのにも、最新の情報を得たいから、実際の声がみたい、SEO対策への懸念の声などが上がっています。

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野村総合研究所の調査データ、Z世代の情報収集はSNSメインになりつつある
Z世代の“SNS疲れ”から生まれる一人行動ニーズ | 生活者動向 | レポート | 野村総合研究所(NRI)
NRI野村総合研究所のホームページ。NRIはコンサルティング・ナレッジサービスとシステムソリューションサービスを通じてトータルソリューションをご提供。
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野村総合研究所の調査データ、Z世代の情報収集はSNSメインになりつつあるhttps://www.nri.com/jp/knowledge/report/lst/2022/cc/0202_1

 また、Google検索では、自分が知らないことは当然ながら、検索できません。検索結果に反映できないため、自分が身につけるべきスキルは自分がしる範囲からしか得ることができず、学習の妨げになると考えています。

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筆者作即席イメージ

参考になるクリエイターや専門家が多すぎて、情報収集に時間がかかる

 Googleではなく、SNS経由で情報を収集しようと思ったときに、クリエイター、インフルエンサー、専門家によって発信される有益な情報が氾濫してしまっています。

 背景としては、SNSによる集客やマネタイズが可能になり、クリエイターエコノミーというコンテンツを生み出すクリエイターを中心とした経済圏が生み出されたことがこれを加速していると思われます。

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クリエイターエコノミーのカオスマップ、様々なクリエイターのチャネルがあることがわかる
The Ultimate Guide To The Creator Economy Market Map | Antler
A comprehensive guide on the creator economy, featuring 200+ platforms that empower creators today. Learn how to turn yo...

 クリエイターはYoutubeや、Instagram、Twitterなどで集客を行い、Podcastやリンクツールでエンゲージメントを深め、メルマガのsubstackや日本ではnoteもそうですが、マネタイズを行うチャネルを持っている構造になっています。

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Li Jinによるクリエイターエコノミーのコース
The Creator Landscape: Li Jin’s Creator Economy Course Workshop #1
An explosion of tools have emerged to serve creators, empowering them to not only advertise other brands, but to become ...
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日本のクリエイターエコノミー協会の調査でもクリエイターが抱える課題ではSNSへの関心が高い
BASE、note、UUUMなど7社でクリエイターエコノミー協会を設立 〜クリエイターが活動しやすい環境を整え、日本が誇る産業へ〜 | UUUM株式会社(ウーム株式会社)
クリエイターエコノミー協会 2021年7月8日発表 BASE株式会社、note株式会社、UUUM株式会社など、

 良いことではありますが、これらが爆発的に増えており、どのクリエイターから、どの情報を、いつどのタイミングで、取得し、反芻し、アウトプットするのか、ということに時間がかかるようになっていると感じます。

社会や企業からも”リスキリング”に高いニーズが存在するも、時間・お金・学ぶべきものがわからない

 また、いわゆるリスキリングが必要な日本人はIBMによると、488万人いるとされており、主にはデジタルビジネスへの適応の文脈ではありますが、社会からの人材への要請も強いと言えるでしょう。

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経産省の資料におけるリクルートの方のリスキリングの定義
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf
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リスキリングを前向きに 検討する企業
企業の思惑と個人の本音 リスキリング調査で見えたすれ違い
企業が今後必要となる仕事上のスキルや技術を、社員を再教育して身につけさせる「リスキリング」。ビズリーチの調査からリスキリングに対して企業と個人の間で思惑に乖離(かいり)があることが見えてきた。

 しかし、学習したい人や、社会や企業の高いニーズがありながらも、自己実現のために、学習を計画する人は多くいるが、時間・お金・情報・モチベーション不足によって、取り組みが断念されているというデータもあります。

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リスキリングとは異なるが、学び直しの文脈では、時間がない、経済的に余裕がないなどの理由
「学びたいことがある」95% 行動に移せないハードルも
朝日新聞Reライフプロジェクトでは8~9月、学び直しに関する皆さんの意識を探る調査を実施し、207人の読者会議メンバーから回答を得ました。全体の95%が「学びたいことがある」と答えた一方で、学び直しの計画があるかどうかを聞くと、行動に移せな...
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学び直しをしない理由は、時間、お金、何から学べばいいかわからないなどの理由
学び直しの「理想」と「現実」に大きなギャップ? 学び直しでキャリアアップに成功した人は少数|キャリアトレンド研究所
会社員の学び直しに対する意識について、マイナビ転職で独自の調査を実施。会社員の皆さんが、学び直しに対してどのようなイメージを抱いているのか。また、実際に学び直しに取り組んでいる人の比率や、学び直しを通じてどのような効果が得られているのかなど...

Dactyが解決する課題と、想定ユーザー

 ビジネススキルアップをロードマップで独学できるDactyは、①情報収集に時間がかかる、②抽象的で理解が進まない、③学ぶべきものがわからない、といった情報爆発時代に最適な学びの機会を提供できます。

 使ってもらえると価値貢献できそうな人たちは下記を想定しており、当てはまる方も、そうではなく興味持っていただいた方も、ぜひご登録ください。

  1. 外資系やスタートアップなどの厳しい環境でトップを目指す新卒や未経験転職の方

  2. 起業や新規事業、副業など、越境的で非連続なスキルを求められる方

  3. 新人教育などを担当しているけど何を学んでもらえばいいかわからない方

 まだβ版としての提供になるので、職種は絞られていますが、営業、マーケティング、カスタマーサクセス、起業、プロダクトマネージャー、デザイナーなどの領域で独学をサポートします。

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職種を選ぶ画面

 また、職種に加えて、トレンドも学ぶこともでき、例えば、SaaSやWeb3などのコンテンツを意識的に加えています。

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Dactyで学べるコンテンツが関係するフレーズ

 そして、選択した職種のスキルをマッピングしているため、学びたいものはもちろん、学ぶべきスキルも意識することができるようになっています。

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スキルの登録画面

 登録した職種やスキル、トピックに応じてコンテンツを自動でロードマップのような形で提供していきますので、学ぶべきスキルの種類やステップも体系的に可視化することができます。

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登録した職種をロードマップで学ぶ

 コンテンツはnote、Youtube、Podcast、厳選されたBlog、Medium、Udemyなどのコース、Amazonのビジネス書など、Googleでは意識しないと見つけられないものを中心としています。

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学んでいるスキルや学習の進捗度を可視化する

 直近はコンテンツの閲覧性の改善がメインにはなりそうですが、将来的にニーズがあれば、ユーザーによるコンテンツのキュレーションや、それに伴うトークンエコノミーの実装も検討しており、今回のβ版でいろいろなご意見を伺えればと思っています。

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アイデア:ユーザーによるキュレーション
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アイデア:アウトプットに応じたポイントやトークンの付与、活動の可視化

Dactyへのアクセスについて

 最後に、Dactyの無料登録URL、アナウンス用のTwitter、フィードバック用のDiscordの情報を記載します。

URL:https://www.dacty.net/

Twitter:https://twitter.com/dacty_learning

Discord:https://discord.com/invite/nKyWCtbp

 現在、エンジニアの方2名に手伝っていただき、私もReact.js・Typescript・Ruby on Railsで手を動かして開発をしており、もしサービスについての話や立ち上げにご興味いただける方は私のTwitterにお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

 Dactyは独学でスキルアップをするすべての人を応援する、開拓され続ける教科書であり、ノートであり、知識の交流の場であることをビジョンとして、開発をしております。

*Dactyという名前は、独学を意味するauto-didacticから取っています。

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