仕事を通じて『人生の主導権』を握るためのビジネス書3選【現代の学問のすすめ】
こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。
私もそうでしたが、多くの就活生は、探すのが楽であたりくじの確率の高い大企業を目指す。
もしくは、うだつの上がらない、昔ながらの古い慣習のある中小企業に入ってしまう。
そして、大企業やうだつの上がらない中小企業で働きだすと、どうも数字にうるさく会社を見て仕事をしていると感じがあり、面白くない。
そして、新卒社会人・2年目の社会人は、この会社でずっと働いていて良いのかと疑問を持つ。
どうも最近は、人生100年時代と言われており、今後が不安になってしまう。
自分が本当にやりたいことはなんだったのか、もしくは自分はどんな仕事がしたかったのか。
子供の頃はどんな夢を持っていたのか、大人になってから、自分の人生の主導権を奪われていると感じていませんか。
あなたの人生の主役は、あなたです。
今回は、自分の人生の主導権を自分に奪い返すためのビジネス書を3つ、紹介します。
今回紹介するビジネス書の著者(朝倉祐介さん、北野唯我さん)のトークを効くことができるVoicyというアプリがあります。
Voicyを紹介している下記の記事も御覧ください。
読書・書評やビジネス書が好きな人におすすめな「flier」というサービスがあります。
1,500冊以上の書籍が10分程度で、非常にわかりやすくまとまっており、日々の勉強に最高のサービスです。
下記のリンクからflierのレビューをしていますので、ぜひ利用してみて下さい。
【書評】WORK SHIFT(リンダ・グラットン)
あなたの人生の主導権を意識するために、まずは人生における仕事の役割を考える本を読みましょう。
これからずっと「食えるだけの仕事」でいいですか?
全世代必読、「働き方」の決定版。否応なくグローバル化されるビジネス環境において、誰と、どこで、どうやって働きたいか。
これからはそれを主体的に選ぶことが可能な時代である。
人口、テクノロジー、エネルギー、都市化など、あらゆる角度から近未来の働き方を予測し、
複数の選択肢を提示した話題の書。
これからの仕事のあり方は、会社に人が集まるのではないと、私は考えています。
インターネットを介して、人々はより個人と個人が結びつき、会社や国といった組織の障壁がより低くなる時代が来ると本書は予言しています。
そして、社会問題や、プロジェクト単位での課題解決に対して、人が集まる時代が来ます。
現に、私はプロボノという、社会人が集まってNPOやNGOに専門性を提供するボランティアに副業的に参加しています。
プロボノってなに?と気になった方には、以下の記事をおすすめします。
本書は、仕事と人生の繋がり方が、変わっていくことを示しています。
受動的に仕事をする人は、孤独に生きることになる。
積極的なキャリアを描く人間たちが集まり、面白い仕事をこなしていく。
あなたは、どちらでしょうか?
趣味に生きるにしても、人生の時間の占める割合の仕事を蔑ろにすれば、人生の主導権を半分奪われるも同義です。
仕事を、お金をもらう行為としてではなく、おもろいことができる行為として再定義していく必要があります。
本書から今後の仕事のあり方の変容を学ぶことは、あなたの仕事に対する考え方をポジティブにする必要性を考えさせてくれるでしょう。
【書評】ファイナンス思考(朝倉祐介)
あなたの人生の主導権を握るために、次にあなたの命を使ってまで、働く価値のある会社・意味のある仕事ができる会社を、見分けられるようになる本を読みましょう。
「売上を増やせ。利益は減らすな」「減益になりそうなので、マーケティングコストを削ろう」「うちは無借金なので健全健営です」「黒字だから問題ない」こんなフレーズがあふれていたら、その組織は未来の成長より目先の業績を優先する「PL脳」に侵されている。会計の知識より先に、成長を描いて意思決定する頭の使い方「ファイナンス思考」が今こそ必要だ。
あなたは、その会社で働くことの面白さを分別することは出来ますか?
特に、私の実感ですが、働いていて面白くない会社はこんな特徴があります。
- 目先の利益ばかりを見ている。
- お客さんのための仕事ではない指令ばかり。
- 会社の売上ばかりを意識させられる仕事が多い。
本書では、そんな会社を、目先の利益を追求するPL脳に侵食されている会社だと定義しています。
PL脳に侵された会社は、自社の利益のために、社会やお客様に貢献することを忘れてしまっている会社が多いです。
そんな地雷のような会社にハマってしまうと、あなたの人生の主導権を奪われてしまいます。
あなたの労働時間は、そのくだらない会社に搾取され、社会のためにではなく、その会社の数字にだけ、使われてしまうのです。
そんな危険な未来に巻き込まれないために、本書を読んで「ファイナンス思考」を身に着けましょう。
ファイナンス思考は、目先の利益ではなく、長期的な事業の成長に資源の投資を目指す思考になります。
もし、あなたの働いている・働こうしている会社が、今後も社会に良い影響を与えられるかどうかが知りたいのであれば、本書を読んでファイナンス思考を身に着け、会社を選ぶ目を育てましょう。
Amazonやリクルートを事例に出しながら、未来の成長を目指し続ける会社の特徴が見えてきます。
【書評】転職の思考法(北野唯我)
あなたの人生の主導権を取り返すために、最後に自分を成長に導く、転職を成功させる思考法を身につけらえる本を読みましょう。
転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、確かな「判断軸」である。一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法。
WORK SHIFTで、人生100年時代の仕事観・キャリアプランの考え方を決めた。
ファイナンス思考で、働きがいのある会社を見極められるようになった。
しかし、仕事選びの具体的な軸がない。
そんな人におすすめなのが、転職の思考法です。
ですよね。
ファイナンス思考でおける、PL脳の会社を避ける必要があります。
それはどんな会社か。それが転職の思考法には書いてあります。
そして、転職の思考法は、単なる転職における会社選びの考え方だけを教えてくれる本ではありません。
転職とは、すなわち選択です。
選択とは、拾うものと同時に、捨てることも厭わずにする行為です。
転職という具体例から、選択という行動の覚悟についても考えることが出来るようになるのが本書です。
転職の思考法とは、雇用という形であなたの人生を縛り付ける社会から、あなたの人生の主導権を開放するための思考法です。
本書で、選択の覚悟を学び、人生の主導権をしっかり握れるようにしておきましょう。
会社に縛られるキャリアはもうやめにしよう。
上記の三書は、我々資本主義の社会に放り込まれようとしている若手からすると、現代の「学問のすすめ」ともいうべき、良書です。
人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。
これは、21世紀の現代も変わらない普遍の原則です。
変な会社に入って、洗脳されてしまう前に、自分の人生はしっかり考えられるようになっておくべきでしょう。
また、面白い仕事をしている姿が想像できないという方へ。
NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀という番組をオススメします。
プロとはなにか、仕事へ向き合うとはなにか。プロの仕事に真剣に打ち込む姿を見ることで、ポジティブにそれが学ぶことが出来ます。
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