【転職】大企業→ベンチャーのおすすめの選び方の3つの軸(優秀さ・ビジョン・事業愛)【実体験】
こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。
現在、大手の外資系企業の営業マンをやっておりますが、下記の理由から、今年の3月からベンチャー・スタートアップへの転職活動をしています。
◆転職の理由:自分の人生の目的と会社の人材育成の目的が合わなくなってきたから。
現在の会社は、その会社で役に立つ人材を育てる人材育成の方針である。
それに対して、私自身は、社会で自分一人、もしくは組織レベルでも、新しくお金を生む仕組みを作れる人材になりたいと思っている。
会社とは自分の目的を達成するための手段であり、「居場所」ではないと考えています。
他方で、働くことは、生活のためにお金を稼ぐことでもあります。
大手からベンチャーに移る際には、年収と福利厚生がダウンする傾向にあることは覚悟しましょう。
一方で、ベンチャーで活躍をしていけば、若い段階で役員になることも可能ですし、事業を作る力も付く可能性もあるので、将来的に年収や稼ぐ力は上る可能性はあります。
会社と自分の目的が合致してこそ、最高のパフォーマンスが社会に対して発揮できるんですよね。
だからこそ、会社の目的と自分の人生を照らし合わせて考える必要がありますよね。
さて、今回は、若手の外資系営業マンがどのように転職活動をして、どんなキャリアを考えているのかをみなさんに共有します。
転職においては、言わずもがな転職先の企業の選び方の設定が肝要です。
私の転職を事例にしながら、情報が少なく探しづらいベンチャー・スタートアップ企業の選び方を一緒に考えてみてください。
本記事の学びは下記の通り。
◆本記事の学び
- 転職先(働く先)の選び方は、「自分の人生のゴール・目的・成りたい姿」と「会社で得られる経験・目的・ゴール」が合致しているかどうかで選べ。
- ベンチャー・スタートアップ企業で働くメリットは、「スピードの速さ・兼任・新規事業への挑戦」である。
- ベンチャー企業・スタートアップへの転職の選び方の決め手は「事業への共感と信頼と愛」である。
ベンチャー・スタートアップ領域への転職が未経験な方向けに、転職の成功ステップのロードマップを公開しました。
当記事では、注目の集まってきているベンチャー・スタートアップへの転職ついて、目的の設定から最終的な会社の決め方までまとめました。
- 基礎編:ベンチャー・スタートアップへの転職の思考法、注意点を学ぶ。
- 選び方編:転職の目的を設定し、目的に合致するベンチャー・スタートアップを探す。
- 面接編:転職したいベンチャー・スタートアップに自分の魅力を伝え、マッチングする技術を学ぶ。
- 決め方編:ベンチャー・スタートアップ転職を決めきるための、不安や目的の再確認を行い、決断を下す。
私が外資系の大企業からベンチャーに転職した際に悩んだことをベースに転職の流れに沿って記事をラインナップしていますので、転職に興味がある方はぜひ御覧ください。
大企業からベンチャー・スタートアップへ転職を決意した社会人3年目
さて、転職を意識した際に、なぜ転職をするのか?ということが意識できてないと駄目ですよね。
なんとなく、今の会社に不満があり、転職を考えている方や、現職で不満はあるけど、次の仕事に何を求めればいいのかわからない、なんて方もいらっしゃるでしょう。
次項からは、私の転職活動での学びを通して、下記のようなお悩みを解決したいと思っています。
◆解決できるお悩み:ベンチャー・スタートアップへの転職を考えているけど、下記のことで悩んでいる。
- 働く先、転職先を選ぶ際の基準を改めて考えたい。
⇒最終的にどんな人生を送りたいのか?アーリーリタイアしたいのか?ずっと同じ企業で長く働きたいのか?企業に縛られずに生きれる力が欲しいのか?
⇒やりたいことだけでなく、「どうありたいか?」から逆算し、そのスキルが手に入る会社に転職しましょう。
- ベンチャー・スタートアップ企業を選ぶ際に何を重視すべきかを知りたい。
⇒あなたにとっての、ベンチャー・スタートアップでしか手に入らない経験(私にとっては、スピード感・兼任・新規事業への挑戦)を理解しよう。
⇒自分の人生のゴールから必要なスキルを逆算し、ベンチャー・スタートアップでしか手に入らないスキルなのであれば、それを重視して企業を選ぼう。
上記の学びを中心に、私がベンチャーへの転職の選び方の軸を、自分の人生の目的→必要なスキルの設定をしていった、という時系列の流れで、説明していきます。
ベンチャー転職の選び方:未来のキャリアから今の仕事を選ぶ
私は、学生の頃からNGOでの経験が純粋に面白いと思っており、「人生スパンでソーシャルな活動を続けていこう」とは、考えておりました。
他方で、NPOやNGOなどは、基本的に2年間の社会人経験を求める会社が多いのです。
「まずは、外資系の営業マンとして一人前になろう」、社会人のキャリアはこのような形でスタートしたのです。
他方で、給与面での自立が出来ていないため、外資系で得た営業スキルで、プロボノでNGO・NPOさんをサポートさせていただいていたのです。
そして、外資系の大企業で色々思うところはありつつも、外資系営業マンとしては、社内でベストセールスを獲得できるレベルには、成長し結果も残してきた頃でした。
プロボノで出会ったNPO・NGOさんは結局「お金が足りない」という悩みを抱えているところばっかりなことに、すなわちニーズに気づいてしまったのです。
つまり、彼らと共にビジネスを創出できる人材が業界的に足りていないのです。
その時点で、人生の目的として、「ソーシャルな領域でもお金を生み出す仕組みを作れる人材になり、サポートしていく」ということ、が明確化してきました。
そのための手段として、今ある営業のスキル以外に、「売れる仕組みを作るマーケティングの力」、「新しいビジネスを組み立てる新規事業立ち上げの力」を身につける必要が出てきたのです。
大企業のジレンマとスキルの課題
まぁそのような気付きもありつつ、異動のタイミングが来ました。
私の会社は、社会人3年目になったときに、色々な経験をしてもらうために、異動させる人事システムがあります。
ビジネスの構造を営業以外の視点からも把握したかったのでマーケティングを希望したのですが、結果は中核事業の営業職にされてしまいました。
これは、うちの会社の営業として「最適な活躍人材にさせる」という育成方針の現れでした。
(まぁ当たり前ですよね、一部を除いて、大手企業は自分の会社で活躍できるようにキャリアをデザインしますから。)
大企業から転職で、ベンチャー企業・スタートアップでキャリアを築くということ
これからの私のキャリアで必要なことは何でしょうか。
私にとってそれは、自分の人生の目的である、ソーシャル領域でもお金を生み出すことのできる人材になることと、ソーシャル領域で今求められているスキルを手に入れること。
- ベンチャー企業・スタートアップは、必然的にヒト・モノ・カネが少ないので、スピード感を持って事業を展開していかないと大企業に勝てません。
- また、人が足りていないので、必然的に、兼任させる文化がある可能性が高いです。
- そして、一つの事業に依存していると潰れてしまうので、新規事業への挑戦が必須です。
大企業からベンチャー企業・スタートアップに転職する際の悩み「選び方」
他方で、ベンチャー企業・スタートアップもいい事ばかりではないです。
というのも、大企業のように、(良いか悪いかは別にして)就職時点における学歴主義や厳正な採用システムがないので、比較的、就職した際にあなたが求める人材レベルの職場である保証がありません。
他にも、ビジネスの安定性や福利厚生面など、気になる点はあるでしょう。
私が、転職活動をしていて、気になった不確定な要素は下記の通り。
◆大企業からベンチャー企業・スタートアップに転職する際の不確定・不安定要素と、覚悟しないといけない点
- 一緒に働く人の優秀さが担保されていない。(ビジネスマナー、論理的思考力、仕事に対するビジョナリーな考え方、等)
- ビジネスの将来性に気をつける必要がある。
- 福利厚生(労働時間、給与、教育制度)が不安定、一時的に悪化する可能性がある。
もし、大企業から、ベンチャー企業・スタートアップに転職する際には、こういったことに気をつけ、また覚悟をする必要があります。
転職する際には、大企業に就職する以上に、これらを調べていく必要があるでしょう。
次項からは、私が実際に転職活動の際に、これらの中でも自分が気にするであろう、「優秀さと事業の将来性」の観点をどのように調べ、選び方の基準としていったかを記していきます。
(福利厚生は、経験を取りたかったので、下げても良いと考えました。)
ベンチャー企業への転職の選び方:一緒に働く人の優秀さ
一緒に働く人は重要です。
私の過去の成長や、会社の事業の成長において、優秀な人材が多いほど、組織にも私自身にも経験値が積まれた感覚があるからです。
もしあなたが転職する先の会社の人々があなたから見て、ぱっとしないのであれば、気をつけてください。
面接・面談を通して、転職先の会社の人々の仕事に対する姿勢や価値観をヒアリングしていきましょう。
面接では、あなたについて相手は質問をしてきますが、その質問を上手く会話形式にして、相手の価値観を探るといいです。
面接官「~~さんは、どのような仕事が面白いと思いますか?」
あなた「~~ですかね。面接官さんはどう思われますか?」
このような形で、探っていいと思います。
面接は、あなたが選ばれる場所ではなく、あなたも相手を選ぶ場所なのです。
私は現在転職活動中ですが、このようなやり取りで嫌な顔をするような会社にはいまだかつてであったことはありません。
優秀な面接官ほど、会話形式の面接を好み、カチカチと志望理由を聞くようなことをあまりしない傾向にありました。
それは、その人自身も、相手を理解する場だと理解しているからなのです。
面接でそのような時間が取れなかった場合には、追加で面談を設定してもらうこともオススメします。
「今後、長く一緒に働くと思うので、現場の社員さんと面談を設定していただけますか?」
この一言で、相手の会社の社員の優秀さを理解していきましょう。
他方で、「社員の優秀さなんてどうでもいい、私がみんなを導いていくんだ!」という方はこんなことは気にしなくてもOKでしょう。
ベンチャー企業への転職の選び方:ビジネスの将来性に共感できるか、信頼できるか。
また、もう一点重要なのが、ベンチャー企業・スタートアップの「ビジネスの将来性への共感」です。
私も、転職先を選ぶ際に、「この会社の社員は優秀ではないけど、自分が求めるスキルは確実に手に入るし、年収も上がるし、経営層への参画もできる。だけれども、何か転職の決め手に欠けるな~。なんだろう。」と思った経験があります。
そして、その直感に従って、もう2社、現在新たに受けているのですが、その理由がわかりました。
それは、「その企業のビジネスに心の底から信頼・共感できていなかったから」でした。
新たに受けた2社については、自分の営業のスキルを転職サイトの募集要項に求めてはいませんでした。
しかし、ビジネスの理念に共感して応募してみたところ、お話を聞いてもらえることになり、実際に面談を進めてみると、自分の成長が見込める環境に加えて、自分が好きなビジネスなだけあって、「ここで働いてみたい」と心から思えたのです。
それからは、以前から受けていた会社や、返事を保留していた会社に対して、これからの事業の戦略や、自分たちの事業に対する自信や、愛している点を聞き出すように気をつけていました。
「貴社の競合はどこですか、競合より優れている点は何ですか、貴社の事業を成し遂げた先にどんな社会がありますか。」
これらのワードで攻めの転職活動をしてください。
ベンチャー企業・スタートアップへの転職の選び方の決め手は「事業を愛せるかどうか」
さて、私は大企業からベンチャー企業・スタートアップへの転職活動を3月から始めて、やっと転職活動を終わらせられそうです。
初めは、企業の人事からのスカウトを中心に転職活動をしていましたが、今では、自分が普段使っているアプリや共感できるサービスをしているベンチャー企業・スタートアップに積極的に応募を仕掛けています。
そして最近、ビジョンに共感した会社の代表の方に、自分の悩みである「転職先を決めきれていない」ことをお話しました。
そのときにアドバイスいただいたのが、「自分がその会社のサービスや事業を愛せるかどうかを自分に問いかけてみてください。それでその会社に飛び込めなければ、まだ転職しないほうがいい。大企業からベンチャー企業・スタートアップに転職することはいつでも出来るから。」という一言でした。
そう、最後は「その会社のビジネスを愛せるかどうか」なのです。
(もちろん、このように、現職の大企業のビジョンと、社員の優秀さ、給与面など、全てを比べた上で、迷ったのであればのお話です。この画像は私の比較表のエクセルです。)
さて、今回の転職での学びはここまでです、ご閲覧ありがとうございました。
もう一つ、転職活動での学び、「転職サイトを活用したベンチャー企業・スタートアップの探し方」がありますので、次の記事で記します。
⇒17卒社会人3年目大手外資系営業マンが転職活動で見つけたベンチャーの探し方
もし、大企業・大手からベンチャー企業・スタートアップへの転職を検討している方は、ご覧下さい。
ベンチャー・スタートアップ領域への転職が未経験な方向けに、転職の成功ステップのロードマップを公開しました。
当記事では、注目の集まってきているベンチャー・スタートアップへの転職ついて、目的の設定から最終的な会社の決め方までまとめました。
- 基礎編:ベンチャー・スタートアップへの転職の思考法、注意点を学ぶ。
- 選び方編:転職の目的を設定し、目的に合致するベンチャー・スタートアップを探す。
- 面接編:転職したいベンチャー・スタートアップに自分の魅力を伝え、マッチングする技術を学ぶ。
- 決め方編:ベンチャー・スタートアップ転職を決めきるための、不安や目的の再確認を行い、決断を下す。
私が外資系の大企業からベンチャーに転職した際に悩んだことをベースに転職の流れに沿って記事をラインナップしていますので、転職に興味がある方はぜひ御覧ください。
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