「転職と副業のかけ算」が教える「副業=己の強み×市場ニーズ」の方程式【書評】

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「転職と副業のかけ算」が教える「副業=己の強み×市場ニーズ」の方程式【書評】

こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。

最近、副業や脱社畜、勤め人卒業などという言説が一部で流行っていますね。

会社だけの経済的基盤に依存しないという点は非常に同意できる部分ですが、今の仕事が嫌だからといって、副業しよう!なんて考え方はうまくいかないかもしれません。

そんな本業と副業のバランスや組み立て方を教えてくれる人がいます、そう「moto」さんです。

今回は、副業と本業の関係性が学べる「転職と副業のかけ算」を読みましたので、感想・書評を書いていきます。

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内容紹介

「転職アドバイスが的確すぎる!」「motoさんの発言を参考にしたら年収が上がった!」など、各種SNSで圧倒的支持――! 年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」の初の著書。

■今、ネットで最も注目されるサラリーマンのキャリア論

著者のmoto氏は、長野県出身の32歳。新卒で地方ホームセンターに入社し、レジ打ちからキャリアをスタート。現在は広告ベンチャーで営業部長をする傍ら、Twitter、ブログ、note、voicyなどを通じて独自のキャリア論を発信しています。

4度の転職によって、会社員として年収240万→年収1000万を実現したノウハウ、副業年収4000万円を稼ぐメソッド、さらに「本業」で成果を出すための仕事論などが多くの支持を集め、Twitterのフォロワーは約1年で5万人を突破。インタビュー記事がTwitterで日本のトレンドに入るなど、今、最も注目されているサラリーマンの一人です。

■「転職と副業のかけ算」は令和サラリーマンの一つのロールモデル

終身雇用が当たり前でなくなった昨今、サラリーマンにとっての「安定」はかつてないほど揺らいでいます。安定した会社はどこなのか、もし明日会社が倒産したらどうすればいいのか、老後のお金はどうすればいいのか――。

「まず『会社にキャリアを用意してもらう』とか『給与はもらうもの』という従来の考え方は捨てましょう。これからのサラリーマンには『キャリアを自分で取りにいく』『個人で稼ぐ力を持つ』といった考え方が必要です。それが“本当の安定”に繋がります。転職と副業は、そのための誰にでも使える術(すべ)です」(本書より抜粋)

moto氏の言葉は、「キャリアに悩む全ての人たち」に向けられたものです。決してエリートではなく、年収240万円から始まった社会人人生のなかで頭と体に汗をかきながら培ってきた、数多くの知見が本書に凝縮されています。

◎年収の大幅UPを実現する「軸ずらし転職」のやり方
◎転職に大切な「次の次の会社」を見据えるための思考法
◎採用を引き寄せる「転職エージェント活用/職務履歴書/面接」の実践テク
◎本業での経験を還流させて「副業⇔本業の好循環」を生む方法
◎副業収入を最大化させるTwitterブランディングの秘訣
◎転職と副業のかけ算で「1万分の1の人材」になる道すじ

本書でmoto氏が綴るのは、誰でもすぐに取り入れられる具体的な内容ばかり。本業、副業、転職、すべてをリンクさせて「かけ算」にすることで、生涯年収を最大化するという「これからの生き方」を、ぜひあなたのキャリアに役立ててください。

著者について

moto
1987年長野県生まれ。地元の短大を卒業後、地方のホームセンターに入社。リクルートや楽天など、4度の転職を経て、本業年収1000万円、副業年収4000万円を稼ぐサラリーマン。
現在は都内の広告ベンチャーで営業部長を務める傍ら、ブログ「転職アンテナ」などを運営。2019年には日本最大級のASP「バリューコマース」から年間MVPとして表彰。各種SNSを通じて、転職や副業、キャリアや営業戦略に関する知見を発信し、Twitterのフォロワーは1年で5万人を突破。連日のように転職や副業を考える多くのサラリーマンの悩みに答えると同時に、「東洋経済オンライン」や「新R25」など、数多くのメディアにも取り上げられている。

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「転職と副業のかけ算」から学べる本業と副業の積み重ね方

本書からは、本業への姿勢・キャリア構築と転職ノウハウ、副業の組み立て方が学べます。

私の中では、下記が参考になりましたので、中心的に語っていきます。

  • 本業と副業に通底する、「徹底的な顧客・マーケットへの貢献の視点」を肝に銘じたい。
  • 副業では「自分の強み×市場のニーズの勝ちパターンの構築」が勉強になる。
  • 副業のブログ・SNS戦略における「共感を生み出す力」が参考になる。

顧客・マーケットのニーズに徹底的に貢献する中で自分を磨く。

本書における副業の成果の出し方は、簡単に言うと、本業で成果とキャリアを磨けば、副業でもその実力・実績・能力が生かされるということです。

なので、ただ本業が嫌だから、副業しようなんてことだと、副業で結果を出すのは難しいというわけです。(一概には言えませんが)

motoさん自身はホームセンターからキャリアをスタートし、そこで成果を出し、業界をずらす(本書で言う軸ずらし転職)ことで、年収の高い業界で更に活躍していったそうです。

あえて、不人気・人手不足の中でも、しっかり能力を出していくことによって、自らポジションを確立し、伸びている業界に参入し、年収を挙げていく戦略だったそうです。

ここで見えてくるのが、motoさんの意識にある、徹底的な顧客やマーケット目線での戦略です。

ホームセンターという一見不人気な業界でも、活躍できたのは、誰よりも業界の構造を理解し、改善点を提案し、実行してきたからなのです。(エピソードは本書参照)

副業を伸ばす方についても、本業で伸びた自分の強み、営業戦略・転職戦略を、市場のニーズ・お客様が何を求めているかをかけ合わせて、最強の本業を樹立します。

ここでも、自分が市場のニーズや困り事にどのように貢献できるかを考察している姿勢を、我々は学ぶ必要があります。

何らかの圧倒的な実績を残していることが、副業という形で花を開く。

結局は市場のニーズを捉え、自分の強みを最大限に発揮すれば、本業だけでなく、副業にも波及する、そんな当たり前を思い出させてくれます。

自分の強みもない人間は、副業いわんや本業をや、といったところでしょうか。

自分の強み×市場のニーズで「共感」と「副業」を生み出す

正直、私は本業において、会社レベルで賞をもらったり、業績を褒められることはあります。

しかし、それは結局、会社からの評価であって、市場・社会からの絶対的な評価ではありません。

(リクルートのMVPなんかと同じで、社内評価で自分をブランディングするのは危険ですね。)

市場からの絶対評価という意味で、自分はまだまだ社会に対して、飛び抜けた成果というものを、確立できていないのが正直なところであります。

若いビジネスパーソンでも本業における成果が際立っている人間においては、副業でも目立っている人が多いのかなと言う印象があります。

まずは、本業然り副業然り趣味然り、しっかり社会に対して、インパクトを残すような活動をしましょう。

その成果が実ってくれば、副業でも、マーケットにニーズがあれば成功するはずです。

なので、副業に悩んでいる人は、そもそもの自分の強みを、まず理解する。

自分が本業で何をしているのかと言うことを理解する。

その強みさえ、確立できれば、あとはどうやって市場のニーズを掴み、市場に情報を発信するかだけなのです。

自分の強みと市場のニーズをつかめれば、自分の強み・経験の発信で、多くの人々の共感を掴むことが出来ます。

共感を生み出す仕組みは、小手先のテクニックではなく、徹底的な市場分析なのです。

そして、情報を発信していく方法は、チャネルとして、ブログなのか、YouTubeなのか、音声メディアなのか、色々ありますので、適切な伝達方法を選びたいものです。

とにかく、まずは株式会社自分、自分というプロダクトを研ぎ澄ます。

そして、顧客・マーケット・市場の目線を持ち、今の市場に何が求められているか、これを考えながら自分の強みを磨いていきます。

それが副業にもつながると言うことなのでしょう、それが「転職と副業のかけ算」なのです。

「副業=己の強み×市場ニーズ」の方程式、これが経済基盤を増やしたい人間が理解すべき、最強の法則なのです。
ビジネス評論
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