「僕らはSNSでモノを買う。」から学ぶ、真のフォロワーの増やし方【書評・感想】

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「僕らはSNSでモノを買う。」から学ぶ、真のフォロワーの増やし方【書評・感想】

こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。

ブログやウェブメディアをやっている方で、SNSマーケティングに悩むことが多いと思います。

情報を届けるための手段として、「SEOやウェブライテイング等を理解してきた、しかし最近はSNSで検索される方も多く、SNSでどう集客したら良いかわからない」といった悩みです。

特にネット上のインフルエンサーの方々も、これからはSEO+SNSマーケティングだとよく主張しています。

これに関連して、例えば、「Twitterでフォロワー数を増やしたい、増やせれば多くの人に情報が届くのでは?」なんてことも思うかもしれません。

しかし、Twitterでフォロワー数を増やしても、一概にあなたの情報が拡散されるとは限らないのです。

それが何故か、明確に答えられますか?

今回は、Twitterの問いの解決を例に、SNSマーケティングを体系的に学ぶことのできるおすすめの本である「僕らはSNSでモノを買う。」を書評致します。

私もブログをやっていて、同じようにSNSでのマーケティングに悩んでいるので、読んだ中で参考になったポイントを紹介しますね。

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僕らはSNSでモノを買う。(飯高悠太さん著)

「僕らはSNSでモノを買う。」は、ウェブマーケティングのコツを教えてくれるメディア「ferret」の立ち上げを行い、数々の企業のウェブマーケティング支援を行っている飯高悠太さんの本です。

「僕らはSNSでモノを買う。」では、会話形式で、SNSマーケティングの初心者と飯高さんがSNSマーケティングの基礎をわかりやすく教えてくれる本です。

特に、SNSマーケティングでの集客について、本書で重要なポイントは「UGC」と「ULSSAS」です。

読書・書評やビジネス書が好きな人におすすめな「flier」というサービスがあります。

1,500冊以上の書籍が10分程度で、非常にわかりやすくまとまっており、日々の勉強に最高のサービスです。

下記のリンクからflierのレビューをしていますので、ぜひ利用してみて下さい。

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UGCとULSSASから学ぶ「SNSのバズる仕組み」

SNSの広がりによって、中小企業も個人も、大企業に負けないくらい、自社のサービスを広げることが出来るようになりました。

それはなぜでしょうか?

それは、テレビCM等が打てない個人でも、いい商品・情報があれば、口コミ(UGC:User Generated Contents)によって、それをバズらせることが出来るからです。

そして、ユーザーはULSSAS(UGC:口コミ→Like:イイね→Search:SNS・サーチエンジン→Action:購入・購読→Share:共有)の流れで、口コミを広めます。

「僕らはSNSでモノを買う。」では、このULSSASにどのようにウェブマーケッターが入り込むべきか?をわかりやすく教えてくれます。

私も、Twitterで、自分の経験に関連する悩みを持つ方々に、その解決策をもっと届けたいと思っていました。

しかし、そもそものUGCがない(口コミがTwitter上にない)ので、ULSSASの起点がないことが課題だと気付かされました。

そのような状態でフォロワーを増やそうとしても、UGCがないので、例えフォロワーが増えても、大きなULSSASの波には入れないのです。

それでは、UGCを作るためには、どのようなポイントを意識したら良いのでしょうか?

UGCを生み出すための指名検索

UGCを作るためには、「サイト名やハンドルネームなどの指名検索」を受けるのがポイントになります。

指名検索を受けるということは、「このサイトは〇〇についていつも教えてくれるんだな」とサイトのブランドイメージが確立出来ていることになります。

すなわち、ユーザーからの信頼性高く、人にシェアしたくなる存在になっているということなのです。

インフルエンサーの方々のブログ名って、確かに覚えているケースが多いですよね。

「単発での記事のシェアはたまにあるけど、サイト名やハンドルネームでのシェアがない」方って多いんじゃないでしょうか。

そのような方は、ここのブランドイメージの作り込みと、それを想起させるサイトの作り込みをしっかりやり込みたいですよね。

また、指名検索が増やせるようになったら、UGCを生み出すための拡散しやすい動画コンテンツや企画、キャンペーン(PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンなど)などを考えていきます。

そして、UGCが作れるようになったら、遂にフォロワーを意識する必要があります。

  1. 自分のサイトが解決する困りごとの設定
  2. それに紐づくサイトのイメージの作成(記事・巡回の仕組み等)
  3. 指名検索の発生
  4. シェアされやすいコンテンツの作成
  5. SNS上でのユーザーとのコミュニケーション
  6. UGCの発生
  7. ULSSASの拡大

Twitterのフォロワーを増やすことはNG?

次に、ULSSASに入り込むために、SNSでのフォロワーを意識する必要があります。

そして、SNS上でコミュニケーションを取る上で重要なのが、どのようなユーザーにフォロワーになってもらうべきか?というポイントです。

よくある間違いが、フォロワー数を増やしたいから、インフルエンサーなどに絡んで情報を拡散しよう!なんてことがあります。

私自身、フォロワー数をKPI(数値目標)にして、SNSでのマーケティングをやっていくのが良いのか?なんてことを思っていたこともありました。

しかし、それではフォロワーの数が闇雲増えるだけで、効果的なULSSASのサイクルは生まれません。

では、何が重要なのかと言うと、フォロワーの量ではなく質に拘る必要がある、ということです。

質とは、あなたのツイートをUGC:口コミとして、シェアしてくれる「真のフォロワー」ということになります。

では、そのようなフォロワーになってくれるユーザーとはどんなユーザーなのでしょうか?

それに関連して、本書の分析では、Twitterの利用者は、実は「フォロー・フォロワー関係がリアルでの友人関係になっている」ケースが非常に多い、というお話があります。

何が言いたいのかと言うと、「SNSは実は緊密なリアルのつながりが多いので、近所の口コミのように広げてくれる一般人」をファンにすることで、バズりの仕組み(ULSSAS)が出来ます。

そのような人々は下記の①~③の特徴があるので、ぜひファンになってもらう際に参考にしたいポイントです。

  • ①ツイート数が多い(口数が多い)
  • ②少ないフォロー(リアルの友人関係がある近密なコミュニティ)
  • ③少ないフォロワー(リアルの友人関係がある近密なコミュニティ)

あなたの発信する情報とマッチする、このような方々とコミュニケーションするために、「イイね」や「リツイート」をつなげて真のフォロワー・ファン化することが大事なんですよね。

また、拡散いただく際に、人に共有したい記事のタイトルというのは、SEOで使われるものとは違うんです。

SEOはGoogleが評価する記事タイトルで、SNSでは人にシェアしたくなる個性的・キャッチーなタイトルが重要だそうです。

  1. 自分のサイトが解決する困りごとの設定
  2. それに紐づくサイトのイメージの作成(記事・巡回の仕組み等)
  3. 指名検索の発生
  4. シェアされやすいコンテンツの作成
  5. SNS上でのユーザーとのコミュニケーション
  6. UGCの発生
  7. ULSSASの拡大

【書評まとめ】SNSマーケティングで大事なことは「究極的に良い商品を提供する意識」

また、本書では、最後にいちばん重要なこととして、「究極的には良い商品を作ること」を大事だと伝えています。

小手先でユーザーはコントロールできないですし、SNSだけうまくなってユーザーにバズらせても、短期的な情報発信で終わってしまいます。

Twitterなどでフォロワーを増やすことを目的に活動してしまうと、本来の目的であるユーザーへの貢献の意識が薄れてしまい、大変危険ですからね。

あなたの商品のファン、つまり真のフォロワーを増やすには、小手先の技術では上手くいかないのです。

そして、ユーザーへの貢献や情報伝達が長期的に上手くいくには、全体最適(SEO・SNS・コンテンツマーケティングなど)を上手く組み合わせて、ユーザーに情報を届けることをおすすめしています。

  • 自分のサイトの強みや、解決する困りごとはなにか?
  • SNSの戦略で、自分のSNS/Twitterが発信する情報の強みを考えているのか?
  • SNSは共感を生み出すもので、相手の立場に立ったときに、どう情報が処理されるか意識しているか?
  • また、SEOやコンテンツマーケティングを併用して、情報の宣伝・問いかけ・報告を使い分けることで、シェア拡大を図れているのか?

「僕らはSNSでモノを買う」、SNSマーケティングという戦略の部分から、戦略の全体像まで把握させてくれる良書でした。

私のようなウェブマーケティング素人にはもちろん、SNSマーケティングに特化されている方にも、フォロワーという目先のKPIを追う危険性や、全体を見る戦略の重要性を伝える姿には、ハッとさせられました。

初心者~上級者に幅広く、SNSマーケティングが勉強できるおすすめ本になります。

ぜひ、お一つ手にとってはいかがでしょうか。

内容紹介

キーワードはUGC(ユージーシー)とULSSAS(ウルサス)。
業界の若き第一人者が明かす、SNSマーケティングの新法則! 

株式会社ホットリンク執行役員CMO飯髙悠太、はじめての書籍!
UGC(ユージーシー)を起点に、ULSSAS(ウルサス)をうまく回し、売れ続けるサイクルを! ! 

SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれる時代がやってきました。このことを、どのようにして商品やサービスの購入につなげていくことができるでしょうか?その鍵となるのが、「UGC」と「ULSSAS」。小手先のテクニックではなく、本当に良いものを、それを必要とする人へ届ける。その方法を紹介します。

著者について

飯髙悠太
株式会社ホットリンク 執行役員CMO
2009年、株式会社クラッチ時代に、Facebookの成長を見越してメディア「ソーシャルメディアのハンパない状況」を立ち上げる。
2012年株式会社ハイベロシティに転職。日本のFacebookページ使用者の4分の1に利用されていたFacebookアプリ「Hivelo Social Apps」のマネージャーを務める。
2014年株式会社ベーシックでWebマーケティングメディアferret立ち上げにあたり、創刊編集長として参画。立ち上げ4年で37.5万会員に成長。2017年には執行役員に。
2019年より株式会社ホットリンクで執行役員CMO(マーケティング責任者)を務め、支援企業のSNSコンサルティングを実施。
また、Books&Apps、soar、COUXUなど複数企業のアドバイザーを務める。これまでに東証1部上場企業を含め100社以上のコンサルティングを経験。

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