【京都プロボノ感想】環境系NGOとのプロボノ、成功の鍵は共通認識のを持つこと。

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【京都プロボノ感想】環境系NGOとのプロボノ、成功の鍵は共通認識のを持つこと。

こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。

私は外資系メーカーに勤めつつもサービスグラントという団体で、プロボノという社会人ボランティアに従事しております。

プロボノ」とは、「公共善のために」を意味するラテン語 pro bono publico を語源とする言葉で、「仕事で培った専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し社会課題の解決に成果をもたらすこと」を意味します。

(サービスグラントhttp://eemachi.pref.osaka.lg.jp/about/probono/)

参考:【ボランティア】プロボノ体験談・サービス紹介!仕事で学んだスキルを世のため人の為に活かしてみませんか?
【プロボノ感想・体験談 in 大阪①】障がい者支援NPOは認知度で悩んでいるというお話。【サービスグラント】

今回は私が現在参加しているプロジェクトの団体の一つである気候ネットワークさんの活動を紹介します。

社会人のスキルを個々人が持ち寄ってチームになって解決を図るプロボノ。

副業2.0と言われる昨今、会社以外でのキャリアの築き方の参考に、もしくはプロボノに興味のある方の参考になればと思います。

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サービスグラントプロボノ:気候ネットワーク について

気候ネットワークは、地球温暖化防止のために市民の立場から「提案×発信×行動」するNGO/NPOです。
1997年に京都で行われたCOP3会議を契機に設立されており、京都議定書ともに育ってきた団体です。
ひとりひとりの行動だけでなく、産業・経済、エネルギー、暮らし、地域等をふくめて社会全体を持続可能に「変える」ために、地球温暖化防止に関わる専門的な政策提言、情報発信とあわせて地域単位での地球温暖化対策モデルづくり人材の養成・教育等に取り組んでいます。近年では、政策提言などを通して、日本のパリ協定批准の実現に向けて積極的に活動を推進しています。http://www.kikonet.org/

プロボノでは、普段ビジネスで触れることのない社会的な課題を勉強し、それに貢献できることも、1つの醍醐味です。

2018年、日本各地で異常気象が観測されています。

私の住んでいる大阪でも、記録的な台風21号によって、今も停電や物流の乱れ、市街地の損壊が残っています。

他にも、西日本豪雨や40度を超える気温などもありましたが、これらが気候変動や温暖化によって引き起こされている可能性は否めません。

こうした気候変動に対して、多くのNPOやNGOや企業のCSR担当が、対策に乗り出しています。

あるところは、政策提言を、あるところは、省エネ活動を、あるところは再生可能エネルギーの普及を。

気候ネットワークさんは気候変動に継承を鳴らすNPO/NGOの一つということになります。

気候ネットワークの抱える課題とプロボノへの依頼

地球温暖化防止のために活動する全国の市民・環境NGO/NPOのネットワークとして、多くの組織・セクターと交流・連携しながら活動を続けていますが、団体のミッションや気候変動に関する課題は、環境問題に普段接していない方には身近なものでなく、理解されることが難しいという一面もあります

そこで、社会的な背景を踏まえて、団体のミッションや解決に向けて取り組んでいる活動をわかりやすく伝えるパンフレットを制作します。

気候ネットワーク
地球温暖化防止のために市民の立場から「提案×発信×行動」するNGO/NPO、特定非営利活動法人 気候ネットワークの公式サイトです。

そして、今回サービスグラントのプロボノチームに来た依頼の内容が「団体のミッションや解決に向けて取り組んでいる活動をわかりやすく伝えるパンフレットを制作を手伝う」ことでした。

NPO/NGOには、市民に対して、団体の活動が上手く伝わっていないことがことが多いです。

日本では、市民の社会参加が海外に比べると、どうしても弱い傾向にあります。

市民をいかに巻き込んでいくか、ということが、各団体の課題なのです。

しかし、依頼内容をそのまま、勝手に解釈して、行動してはいけません

なぜ、今回の依頼内容なのか?ということを常に考えましょう。これは普段の上司からの指示や、クライアントからの依頼でも同じです。

その理由を次に記します。

プロボノ成功のコツ:共通認識の作成

正直なところ、依頼内容を聞いた段階で、「なぜ、パンフレット・・・?」と思いました。

プロボノチームでも、キックオフミーティング(団体との最初の顔合わせの会議)をする前に、団体に確認したいことを書き出していくことが非常に重要です。

私と同じように、色々な疑問を持っている方が多く、団体との認識のすり合わせを行う必要があるからです。

また、業界への常識や知識にもギャップがあるため、成果物に悪影響を与えないように、ズレを埋めていくのです。

そうすることで、団体の「パンフレット製作依頼」の隠れた意図を聞き出し、本当の課題を聞くことができる。

今回はここまでです。次回から、キックオフミーティングの結果の認識合わせを踏まえた活動に移っていきます。

★プロボノワークのスタート時のポイント
・団体の依頼を噛み砕いて理解する。
・プロボノチームで、疑問点を洗い出し、全員の認識を合わせる
⇒依頼に対する成果物を再設定し、ゴールまでに何をすべきか、全員で共有する。

プロボノのモチベーションをあげる本を紹介します。

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫) / 駒崎弘樹

今回のテーマであるプロボノに参加する前に、是非とも読んでいただきたい本です。

社会課題を解決するために、筆者の駒崎弘樹さんが奔走するお話です。

涙なしには読了できませんが、NPO法人の運営と収益化がどんなに大変か、またプロボノで接する先の困っているNPOの方々の熱い想いをイメージしていただき、モチベーションを高めるにはいい本だと思います。

推薦の1冊です。

内容紹介

ITベンチャー経営者。それが著者の学生時代の肩書きだった。新興ITベンチャーが次々に株式公開をし、青年社長が数十億円の富を手に入れていた時代。しかし、著者の疑問はどんどん大きくなっていく。「自分は本当は何をしたかったんだろう」。そして、たどりついた結論は「日本の役に立ちたい!」だった。NPOを立ち上げ「病児保育サービス」を始動。挫折も経験しながらも、事業を全国に拡大していった汗と涙と笑いの軌跡。

著者について

1979年、東京都江東区生まれ。日本の社会起業家、NPO法人フローレンス代表理事。慶応義塾大学総合政策学部在学中に、ITベンチャーの社長になる。同大卒業後、「病児保育問題」を知り、NPO法人フローレンスを立ち上げる。社会起業、新しい公共に対する若手を代表する論客でもある。2007年、Newsweek日本版「世界を変える社会起業家100人」に選出。著書に、『「社会を変える」お金の使い方』(英治出版)、『働き方革命』(ちくま新書)、『2人が「最高のチーム」になる』(小室淑恵氏との共著・英治出版)がある。

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