【感想】「君たちはどう生きるか」から利他的で幸福な生き方を学ぶ【Kindle おすすめ本】

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【感想】「君たちはどう生きるか」から利他的で幸福な生き方を学ぶ【Kindle おすすめ本】

こんにちは、外資系セールスから転職→現在はベンチャー企業にて起業家を支援している冨田到(@ItaruTomita9779)です。

最近、巷で話題な本があります。

それは「君たちはどう生きるか」という本です。

テレビやラジオ、各種メディアで注目されており、私自身もKindleで読ませていただきました。生き方に悩んでいる方には、最高のおすすめ本です。

今回は、「君たちはどう生きるか」から、人間の幸せとは何か、その生き方を学んでいきましょう。

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メディア掲載レビューほか

池上彰氏、宮崎駿氏も愛読 「君たちはどう生きるか」がマンガ化された理由

知的好奇心旺盛な少年「コペル君」と、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「おじさん」。そんなふたりの心温まるやりとりを通じて、生きる意味を平易に、深く説いた児童向け教養小説の古典が初めてマンガ化された。刊行直後から話題を呼び、現在も途切れなく部数を伸ばしている。

「原著は幼いころからの愛読書で、池上彰さんや宮崎駿さんといった錚々たる方々に愛されていることも知っていました。ですが企画の直接のきっかけは、身近にいた20代や30代の若い編集者にも愛読されていたからなんです。世代を超えて読み継がれている良書をマンガ化すれば、より広い読者に届くのではないかと考えたんですね」(担当編集者)

原作に「ノート」として挟まれるおじさんからコペル君への助言は、あえてマンガ化せず、テキストとして掲載。〈ものの見方について〉〈真実の経験について〉〈人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて〉といった深遠なテーマについて、原作同様、読者自身に自分の頭で考えさせる本として仕立てられている。

「原作はコペル君の成長が主題ですが、マンガではおじさんもコペル君を導きながら一緒に成長していくような要素を加えました。工夫が功を奏してか、若い方はもちろんのこと、ご年配の方もおじさんの目線に自分を重ねて本書を楽しんでくださっている手応えがありますね」(担当編集者)

評者:前田 久

(週刊文春 2017.11.2号掲載)

内容紹介

子ども、親、祖父母…
すべての世代で
2018年一番読まれた本!

おかげさまで、212万部突破!
・amazon2018年和書ランキング 1位
・オリコン年間“本”ランキング2018 1位
・トーハン、日販、大阪屋栗田 2018年ベストセラー〈総合〉1位

●姜尚中さん(政治学者)
情報過多で本質を見失い、子どもをどう育てていいか
確証の持てない親に読んでほしい。

●尾木直樹さん(教育評論家)
いじめや不登校、貧困は今も未解決の問題。
大人も子どもも、ひとまずスマホを置いて、
「どう生きるか」一緒に考えたいわね。

人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。
《全国学校図書館協議会選定図書》

著者について

吉野源三郎
編集者・児童文学者。1899(明治32)年〜1981(昭和56)年。
雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。

羽賀翔一
漫画家。2010年『インチキ君』で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。
2011年にモーニングで『ケシゴムライフ』連載、2014年に単行本発売。近刊に『昼間のパパは光っている』

なぜ、「君たちはどう生きるか」が売れたのか?

この本は、もともと1937年という戦中に、吉野源三郎というジャーナリストによって書かれた本です。

君たちはどう生きるか』(きみたちはどういきるか)は、吉野源三郎小説。吉野は児童文学者であり雑誌「世界」の編集長も務めた。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B)

1937年は、第二次世界大戦真っ只中であり、非常に暗い時代だったと思います。

不透明な時代という意味では現代と被るところもあり、その共通点がこの本が改めて注目された理由かもしれませんね。

この本は、漫画版と小説版があります(私は読みやすそうな漫画版を読みました)。

コペルくんという小学生が主人公で、コペルくんの叔父さんがコペルくんの小学校における人間関係で起きる発見・事件に対して、コペルくんに様々な助言を行っていきます。

コペルくんが事件に巻き込まれる中での気付きや成長から、読者も人生について考えていくのです。

そんな生き方を問いかける「君たちはどう生きるか」が、なぜ「現代」で売れたのか?

不透明な現代を考察しながら、現代の幸せに生きる方法を考えていきましょう。

21世紀はどんな時代?

我々は今、21世紀の時代の中で、非常に先行きがわからない不透明な感覚で生きているのではないでしょうか。

古代から20世紀まで、自分の生き方は、時代がある程度決めてくれました。

古代では、動物として子孫を残すために生きていました。

中世からは宗教者として神のために祈り生きたり、武士として家臣として死んだり。

近代では、代々続く農民や商人として家系や土地を守りながら死ぬ。

戦前は戦争が起こると国の為に生きて死にました。

戦後は、戦争が終わり、復興のために会社のために働いて生きていった時代でした。

現代はどうでしょうか?

現代の日本は、生き方は非常に多様です。

あなたの人生を決めつけるものが少ないと言っても良いかも知れない。

神への信仰や代々続く家業を継ぐことも少なくなり、画一的な身分もない。

自分のすべきことは時代や社会が決めてくれる時代ではなくなったのです。

経済は不安定で、外国ではテロ・紛争が止まず、日本でも貧富の格差が叫ばれる中、会社では成功・失敗を問いただされる。

そんな時代のせいか、何のために生きているのかわからないという人が多く存在しているのではないでしょうか。

現代では「人生の迷子」になってしまう人は多い。

以上のような、激動かつ不透明な時代において、「人生の迷子」になってしまうは多いのではないでしょうか。

「自分が生きる意味ってなんだろう…」と考えたことがある、心当たりがある、という人は多いのではないでしょうか。

そういう方は、もっとその悩みに向き合うことが、自分の人生を良く生きる・自由に生きるためのきっかけになるはずである、ということを「君たちはどう生きるか」は問いかけます。

かくいう私も、自分の生きる意味を何度も考えたことがあります。

1回こっきりの人生、自分は何をすべきなのか、今死んだとして悔いは無いか、やり残していることはないか、向き合う必要が現代人には求められているのではないでしょうか。

「君たちはどう生きるか」から学べる教訓と感想

「君たちはどう生きるか」を読んだ感想から、学べることを3つご紹介します。

①本書からの学び:世界への俯瞰

皆さんは、「自己中心的な人間」と接していて、楽しいでしょうか。

コペルくんは、自分がいつも飲んでいる「牛乳」が、農家や配送業者など、他者の助けによって出来ていることに気づきます。

その瞬間、目には見えない、人と人との広大な繋がりを発見するのです。

我々は、一人ひとりは非常にちっぽけですよね。

他人の助け、もしかしたら犠牲のおかげで今の生活(Amazon・インターネット・電車などの便利なもの)があるのです。

(もしくは自分もその助けをしている側か、犠牲になってしまっているケースもありますかね。)

この発見は世界への俯瞰です。

自己の矮小さに気づくことで、他人への感謝を学ぶことができます。

他者への感謝に気づいた時、人に嫌われるような自己中心的な生き方は全くできない、それが愚かな生き方であると気づきます。

その気付きこそが、偉大な人間になる一歩となるのです。

②本書からの学び:克己心

私達人間には。「自分はこうすべきだったのにできなかった」という経験がお有りだと思います。

自分の持つ正義・信念・友情を守れなかったときです。

コペルくんは、仲間が上級生にいじめられていた時助けられなかったということを酷く恥じました。

我々人間はつい楽な方に逃げてしまいます。

しかし、コペルくんはこの経験から、「勇気」を持つことの大切さを学びます。

その勇気は、いわば「克己心」です。

自分の弱さを克服し、本当に人間としてその場の圧力に屈せず、勇気を持って信念に従い行動することの大切さを学ぶのです。

③本書からの学び:利他的であること

皆さんにお聞きします、人間らしさとは何でしょうか?

皆さんは、イジメの現場の雰囲気が好きですか?

それともみんなで仲良くしている姿が好きですか?

コペルくんは、以上の2点の学びから、「人間らしく」生きることを学びます。

コペルくんの叔父さんは、人間同士は不調和を快く思わないが、仲良くいることを望む。だから調和を重んじることこそ人間らしいことである、と述べています。

たしかに、私たちは何も積極的に人と不愉快な関係になりたいとは思いませんよね。

つまり、元来人間らしさとは、利他的であることなのです。

人に優しい人間は尊敬され、愛されます。

また、愛された人間の生き様・死に様はとてもきれいなものでしょう。

スティーブ・ジョブズは非常に優秀な人でしたが、最後は家族をもっと愛すべきだったと後悔しながら逝去しました。

最後の最後に自分の生き方を後悔しながら死んだのです。

人に利他的であること、愛を持って生きることは人生を良く生きるための一つの道標になるでしょう。

「君たちはどう生きるか」は、見通しの悪い時代の道標になるおすすめ本。

我々は、この本から、①自己中心的ではない生き方と、②自分の弱さに負けないという意志の力、③他人を愛して生きることを学ぶことができるのです。

こうした学びを、あなたの人生が終わる瞬間を思い浮かべて、役に立つか考えてみてください。

もし、そういった生き方があなたの人生を豊かにするかもしれないと、感じた際には、本書を読むことをおすすめします。

Kindleで読める、最高のおすすめ本です。

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